ネオぶりっ子の台頭はこじらせ女子をもっとこじらせるのか?

メンタルハック

同性からも愛される「ネオぶりっ子」の誕生

先日、ゆうこす(菅本裕子)さんのトークイベントに行ってきました。

「モテクリエーター」の肩書で10〜20代女性から人気の彼女ですが、彼女にとって「モテ」を全面的に打ち出すことはニッチな弱者向けと思っていたそうです。
なぜなら、その方が大きな熱量を持つコアなファンを生み出せると思ったからということでした。
なぜか弱者なのかというと、いわゆるスクールカーストにおいて、モテたいのがバレると「ぶりっ子」の烙印を押され、カーストの最下層に追いやられるのだそうです。
カースト上位はぶりっ子を敵視するサバサバ女子。
男子にモテたいなんて言おうものなら、サバ女から大バッシングを受けるので、自分はひた隠しに過ごしてきたのだとか。
 
でも、本当はモテたい。
男子からチヤホヤされたい。
それがぶりっ子なら、むしろぶりっ子バンザイ!
そんなスタンスで発信し続けて「ネオぶりっ子」という称号を得たゆうこす。
ネオぶりっ子は誰からも愛されたいから、男女で態度を変えたりしない。
だからこそ、同性からも支持されるのだそうです
そんな一連のトークを聞きながら「そうかなるほど、ネオぶりっ子いいなあ!」とはならなかった私。
むしろ、ぶりっ子を叩く側の心理に思いを馳せてしまいました。

ロスジェネ世代の「こじらせ女子」の受難

愛されたいという欲求を態度に表すことも許されなかった人たち。
アラフォーこじらせ女子は、その部分は「ネオぶりっ子」と似た部分があります。
ただ、決定的な違いがひとつ。
叩いてくるのが、こじらせ女子の場合は「男性」がメインだということです。
 
可愛いと思われたい。
 
そんなことを言ったら最後「甘ったれるな」と罵倒され、「コレだから女は」と切り捨てられてしまう。
そのくせ、結局「愛されぶりっ子女子」にみんな甘いこともわかっているから、そうなることすら許されなかった自分を呪い続ける。
これぞ哀しき、こじらせ女子の実態です。
 

「こじらせ女子」は、主にアラフォー。
いわゆるロスジェネ世代にかぶります。
就職超氷河期をくぐり抜け、ようやく見つけた就職先。
ここでいい人を見つけるなり、学生時代からの恋人と20代のうちに結婚した場合、こじらせ女子にはならずに済んでいるでしょう。
ところが、仕事に没頭してしまった多くのロスジェネ女性は、職場で多くのジェンダーストレスにさらされます。
少しでも弱みを見せれば「女は使えない」と嫌味を言われる。
仕事の邪魔になるから、女を封印してバリバリ働く。
いつの間にか、会社内で女として扱われなくなる。
仕事のためだから、これでいいんだと思っていたのに。
気づけば氷河期は終わっていて、がむしゃらに仕事に打ち込まなくても許される世代に時代は変わり。
自分だって本当は女なのに、もはや誰も私を女として扱わず。
甘ったれるのが許されなかったあの頃には考えられなかったような、愛されることを全面に打ち出した20代の女の子たちばかりチヤホヤされる。
 
うらやましい。正直。
 
でも、今更「私だってみんなから愛されたい」なんて言っても、誰もこんな若くもない女のことは相手にしない。
 
モテたいなんて、言えない。
 
だから、そんなこと言わなくても、モテを頑張るぶりっ子になれない私でも、たった一人誰か愛してくれる人が欲しい。
 
アラフォーこじらせ女子の婚活相談を受けていると、こんな悲痛な本音が垣間見えるのです。

承認欲求は満たされることがない

愛されたいって言えることは、悪いことではないと思います。
むしろ、成熟した人間になるためには必要なステップだし、それはいくつになってから行ってもいい。(本当は子供時代に終わらせておくのがベターだとは思いますが)
でも、それさえ口に出せないとしたら?
その苦しみは大きすぎて、直視できません。
だからこそ、ぶりっ子バッシングに転嫁してみたり、愛されることを諦めたりするようになるのだと思います。
でも。
愛されたいと思い続けても、その願いは一生満たされない。
どんなに共感を集めても、もっとたくさんの「いいね」が欲しくなる。
どんなに一人から愛されても、その愛が強固なものかどうか不安でたまらなくなる。
承認欲求は底なし沼のようなものです。
そこから抜け出すただ一つの方法は、自分が他者を愛することです。
愛されるよりも、どれだけの愛を他者に注げるのか?
それはつまり、自分に興味を持ってくれることを重視するのではなく、どれだけ他者に興味が持てるのか?
どれだけ人に積極的に関わっていけるのか?
それが一番大事なことだと思うのです。
 

ここに、ヒントになる一冊の本をご紹介しておきます。
こじらせた自分を救うのは、愛するスキルを身につけることなのかもしれません。

 
 
 

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